睡眠時無呼吸症候群の検査とは?自宅でできる簡易検査も
2026/08/20
睡眠時無呼吸症候群の検査とは?自宅でできる検査もあります
Q. 睡眠時無呼吸症候群の検査は、どんなことをするのですか?
主に2種類あります。まずは自宅でできる「簡易検査」で、睡眠中の呼吸や血液中の酸素の状態を調べます。必要に応じて、より詳しく調べる「精密検査(PSG)」を行います。どちらも痛みはなく、眠っている間に測るだけです。まずは気になる症状のご相談から始めましょう。
なぜ「検査」が必要なのか
睡眠時無呼吸症候群は、眠っている間に起こるため、ご自身では気づきにくい病気です。いびきや日中の眠気といったサインがあっても、実際にどのくらい呼吸が止まっているのかは、検査をして初めてわかります。そして、その重症度によって、適した治療法が変わってきます。だからこそ、まず正しく調べることが、治療の第一歩になります。
検査には、主に2種類あります
1. 簡易検査(自宅でできる検査)
まず行われることが多いのが、簡易検査です。ご自宅で、普段どおり眠っている間に測定できるのが特徴です。小さな機器を鼻や指などに付けて眠り、睡眠中の呼吸の状態や、血液中の酸素の量(SpO2)などを記録します。入院の必要はなく、手軽に受けられます。
2. 精密検査(PSG・ポリソムノグラフィー)
簡易検査の結果、より詳しく調べる必要がある場合に行うのが、精密検査です。脳波・呼吸・酸素・心臓の動き・筋肉の動きなど、睡眠中の体の状態をくわしく測定します。これにより、無呼吸の程度や睡眠の質を正確に把握できます。専門の医療機関で、一晩泊まって行うことが一般的です。
検査では、1時間あたりに「無呼吸」や「低呼吸」が何回起きたかを示すAHI(無呼吸低呼吸指数)という数値を調べます。この数値の大きさによって、軽症・中等症・重症に分けられ、治療方針を決める大切な目安になります。数値で客観的にわかるため、ご自身の状態を正しく把握できます。
検査から治療までの流れ
- ご相談・問診──いびきや日中の眠気など、気になる症状をおうかがいします。お口やのどの状態も確認します。
- 簡易検査──ご自宅で睡眠中の呼吸や酸素の状態を測定します。
- 必要に応じて精密検査(PSG)──より詳しい検査が必要な場合、専門の医療機関で行います。
- 診断・治療方針の決定──重症度に応じて、適した治療法を選びます。
- 治療──軽症〜中等症では歯科で作るマウスピース(口腔内装置)、中等症〜重症ではCPAPなど、状態に合わせて進めます。
睡眠時無呼吸症候群の診断や精密検査は、医科(内科・呼吸器内科など)の領域です。当院では、お口やのどの状態からサインに気づき、必要な検査や適切な医療機関へおつなぎします。そして、診断の結果、歯科での対応が適している場合には、マウスピースによる治療をご提案します。医療機関と連携しながら、患者さんを支えます。
よくあるご質問
- Q. 検査は痛かったり、つらかったりしませんか?
- いいえ。簡易検査は、機器を付けて普段どおり眠るだけで、痛みはありません。精密検査も、体に測定用のセンサーを付けて眠る検査で、痛みを伴うものではありません。
- Q. まず何をすればいいですか?
- いびきや日中の眠気など、気になる症状のご相談から始めてください。症状をうかがったうえで、必要な検査や医療機関のご案内をします。いきなり大きな検査を受ける必要はありません。
- Q. 検査で異常がなければ、それで安心ですか?
- 検査で問題がなければ、ひとまず安心の材料になります。ただ、体調や体重の変化で状態が変わることもあります。気になる症状が続く場合は、あらためてご相談ください。
いびき・眠気が気になったら、まず検査を
自宅でできる簡単な検査から始められます。まずはご相談ください。
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